ビアンキ(Bianchi)は、イタリアの自転車ブランド。現在の自転車(セーフティ型)が発明された年に自転車メーカーとして創業しており、現存する中では世界最古の自転車ブランドである。ロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイクといったさまざまな種類の自転車を販売している。2005年には会社設立から120周年を迎えた。1988年から、スウェーデンのGrimaldi Industriグループがフランスに本社を持つCycleurope AB傘下のブランドとなった。2009年には東京にBianchi Concept Storeがオープンした。基本的には、ビアンキも他の自転車メーカーと同じようにデザイン部門と生産場所が異なっている。例えば、アメリカではBianchi USAがビアンキを取り扱っていて、デザインはアメリカ国内で(アメリカのニーズに合わせて)、生産は台湾で行われる。日本ではアメリカモデル・ジャパンモデル・レパルトコルセモデル・OEMモデル(BD-1など)が販売されている。ロードバイクとマウンテンバイク、フラットバーロード及びシティサイクルの一部の車種は、reparto corseと呼ばれる、レース用自転車製作部門において製造されていた。reparto corseでは、手作業でフレームが製作されていた。reparto corse製造または組み立てのモデルには「Hand made in Italy」(設計だけで製造が他国である場合は「Designed in Italy」)というデカールまたはステッカーが貼られている。ビアンキの自転車は伝統的にチェレステ(イタリア語:Celeste、碧空、天空)という緑色に近い青色で塗装される。この色はイタリアのマルゲリータ王妃の瞳の色をモチーフにしたという伝説がある。創業者であるエドアルドは、1895年にマルゲリータ王妃に歴史上初の女性用自転車を製作・献上した際、乗り方を指導している。その年のミラノの空の色を見て現地の職人が色を調合するともいわれており、チェレステカラーは毎年微妙に違った色になるとされる。緑色に近い青色という通り、青みが強くなる年もあれば緑色の強い年もある。
※情報はwikipediaより抜粋